« January 2009 | Main | March 2009 »

トレードオフの関係

「レインマン」という映画で、ダスティン・ホフマンは自閉症だが驚異的な記憶力を持つ男性=レイモンドを演じました。

床に落ちて大量に散らばったマッチを一目見て本数を正確に言い当てたり、分厚い電話帳を全て記憶してしまうなどの場面を覚えている人もいるでしょう。

こういう能力のことをサヴァン能力と言います。

一度見ただけの風景を後から完璧に描くことのできる人がテレビで紹介されていたことがありますが、これもサヴァン能力です。

イギリスのニコラス・ハンフリーという学者が、サヴァン能力に関連して興味深い仮説を唱えています。

Continue reading "トレードオフの関係"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

「納棺夫日記」を読んで

映画「おくりびと」がアカデミー外国語映画賞を受賞しました。

この映画の原作「納棺夫日記」は、経営していた飲食店の倒産を機に葬儀会社に入社して「死者を扱う仕事」に携わることになった青木新門さんが、自らの日記を基に書き起こした本です。

Continue reading "「納棺夫日記」を読んで"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

比較するのが習い性

ヒラリー・クリントン国務長官の来日に際して街中でインタビューされた人が「日本にもあんな女性政治家が出てきてほしい」という趣旨の発言をしていました。

そう言えばアメリカ大統領選の直後は、どこへ行ってもオバマ大統領の話題で持ちきりでした。

興味深かったのが、大半の人が「アメリカはあんな指導者を出せるのに、それに比べて日本は・・・」とか「オバマさんの演説に比べて、日本の政治家の演説は麻生さんも小沢さんも全然ダメだよな」という「あちらはあんなにすごいのに、それに引き換え日本は・・・」という文脈で語っていたことでした。

哲学者の内田樹氏が「日本人は『それに引き換え』というかたちでしか自己定義をできない国民である」と述べておられました。

Continue reading "比較するのが習い性"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

悲しい日

以前、あるIT企業から営業を受けたことがあります。
当日朝に、営業担当者から「社長が御社の近くに用事があるとのことで、御社に同行すると言っております」との電話があり、社長と担当者の二人で訪問してきました。

「近くに用事があるとは言え、社長も来られるとは熱心だな」と好感を抱いた私でしたが、現れた社長は、何と酒の匂いをぷんぷんさせており、酔いのせいなのか話が始まるや自分がいかに優れているのかを、ひたすら自慢するのです。

横にいた営業担当者の困り果てた顔が今でも目に焼きついています。

Continue reading "悲しい日"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

影響の連鎖

私が尊敬する哲学者の内田樹氏は数多くの著作を出されていますが「自分の文章は著作権フリー、誰でも自由に引用して構わない」と公言されています。

その理由を、内田氏は大きく二つ挙げておられます。

Continue reading "影響の連鎖"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

スポーツとマスメディア

少し古い話で恐縮ですが、北京オリンピックのテレビ視聴率ではNHKが民放を圧倒したと伝えられていました。

その理由として、タレントに騒がれるよりもスポーツをじっくりと観たいという人が多かったという解説がなされていましたが、私自身、当該スポーツに関係のないタレントが出てくるスポーツ番組は観る気がしなくなる一人です。

そもそも私は、メディアがスポーツを積極的に主催・後援するのは、そろそろやめた方がいいと思っています。

Continue reading "スポーツとマスメディア"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2009 | Main | March 2009 »