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小沢さんの辞任会見

小沢さんの辞任会見とそれに続く麻生首相のインタビューをテレビで見ました。

小沢さんの会見は「言い訳と、格好をつけることに終始した」ように私は感じましたし、野党トップとして国民に向けて説明したというより、身内を強く意識した発言であったようにも感じられました。

その直後、麻生首相がインタビューに応じて「なぜ、この時期なのか、どういう理由なのか私には分かりませんねえ。国民の皆さんも同じ思いではないですかねえ」と首を捻りながら答えていたのですが、理由なんてよ~く知っているのに、国民に媚を売るために敢えてそう言っているような白々しさを感じさせ、背筋を何か冷たいもので撫でられたような嫌な気持ちになりました。


大きな組織のトップであり、国民に大きな影響を及ぼす力を持つ二人の発言を聞きながら、何か悲しくなってしまいます。

議会政治の下での政党トップは、何かを実現させようとすれば、国民から自党を支持してもらって候補者を多数選択してもらうことが極めて重要です。

だとすれば、党首がメディアで発言することは、企業におけるPRのような(時にはそれ以上の)影響力があります。
実際、昨今では党首の人気度が投票行動に反映されることが少なくありません。

それなのに、小沢さんも麻生さんも発言を聞いている限り、国民の琴線に触れる発言が全くといっていいほどできていないのです。

企業のトップでも「業界と組織の論理」にどっぷり漬かっていると、顧客が見えなくなってしまう経営者は枚挙に暇がありません。
不祥事の謝罪会見などを見ると、はっきり分かりますよね。

小沢さんも麻生さんも「政治の世界」「党内力学」にばかり目がいってしまい、本当に国民(企業で言えば顧客)のことを見ようとはしていないのでしょう。

だからああいう発言になってしまうのだと思います。

まあ、党首になるためには党内力学こそが重要だから、どうしても身内を意識してしまうのかも知れませんが、社内抗争の末に就任した社長に、本当に素晴らしい業績を残した人なんていないんじゃないでしょうか。

それに、長くトップにいたければ、社長ならば顧客をつかむ仕事のできる会社にして業績を上げることが一番です。

政党だって同じですよね。

国民から認められて、選挙で自党候補者が多数当選すれば、身内からも党首交代しろなんて言われません。

政党にしろ、企業にしろ、国民や顧客に有益なことを為すために存在しているのですが、そういう本質的なことを忘れているトップが多いことは残念ですね。

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